“マウンテン・チャリダー” 九州を行く

平成4年(1992年)2月23日から3月11日まで、マウンテンバイクで九州を旅した時の紀行文が見つかったので、ブログとして公開!

2月29日 佐多岬で真の最南端を目指して

1992年2月29日(土) 晴れ

 

今日は自転車乗りはお休み。YHで一緒なったH政大のK君のCRXで、佐多岬までドライプ。これで一昨日のロングサイクルの疲れ(実際それほど疲れはなかったが。俺ってタフ?)もとれるだろう。

朝、たまやYHの前で同宿の仲間と

山川港からフェリーで大隅半島根占港へ渡る。ここから本土最南端の佐多岬を目指して南へひた走る。う~ん、自動車は速い。実に速い。自転車と比べるのがそもそも間違いなのだが、速い。

大泊から8.21kmのロードパークを含め佐多岬までのワインディングロードのアップダウンはかなりすごい。ロードパークから自転車が閉め出されているのは納得がいかないが※1、これを見ると自転車で来なくて良かったと思ってしまう。

※1 2012年に佐多岬ロードバークが町道として移管され、現在は無料で自転車も走ることができる。(2023年4月追記)https://cycletrip.jp/spot/detail/1000000053

 

北緯31度。カイロやニューオーリンズと緯度が等しいここでは、この時期でも晴れているとかなり暑い。どうやら20℃近くになっているらしい。

本土最南端 佐多岬

佐多岬到着後、K君と二人で真の最南端を目指して道なき道を行く。途中の岩場で俺は足を滑らせて転倒。腰をしたたか打つ。イテテテテ....。ひどい岩場でどうにも進めなくなって引き返す。売店のおばちゃんに聞いてみると、この時期は草木が生い茂ってしまって行けないのだそうだ。最初に聞いておけばコケずにすんだのに。この腰が明日以降に響かなければ良いが。

鹿屋の定食屋で昼を食べる。実は俺は一昨日もここで昼を食べている。こんな所で同じ定食屋に来るとはまさか思わなかった。

桜島港駅※2で、1日一緒だったK君と別れる
※2 現在は「桜島港駅」という表記はなくなっているようだ(2023年4月追記)

桜島まで車で送ってもらい、指宿枕崎線でYHに帰る。今日は一日良い休養になった。明日からまた走るで~。