“マウンテン・チャリダー” 九州を行く

平成4年(1992年)2月23日から3月11日まで、マウンテンバイクで九州を旅した時の紀行文が見つかったので、ブログとして公開!

2月28日 池田湖のイッシー

1992年2月28日 曇のち雨

 

桜島からフェリーで鹿児島へ渡る。15分に1本出ていて、しかも180円。実に手軽に使える。

桜島ユースホステルの前で同宿だった仲間と

桜島港フェリーターミナルの前(2023年4月現在、美容院がある所だと思われる...)

フェリーで鹿児島港へ

域山に上った後、西郷どんの銅像西鹿児島駅前※1若き薩摩の群像を見てから指宿へ向かう。途中雨が降り出しレイン・ウェアを着る。雨が降っていても昨日に比べれば移動距離が短い上に道が平坦なので非常に楽である。

※1 2004年に九州新幹線が部分開業するのに伴い、西鹿児島駅から鹿児島中央駅に駅名が変更された。

 

途中“イッシー”で有名な池田湖へ寄る。雨で観光客もほとんどいない。寂しい。

イッシーがいる(はずの)池田湖

売店のおばちゃんに道を聞く。俺が行こうとしている“グリーンピア指宿”※2経由の道を聞くと、「あーっ、その道は大儀だから止めとき。」と。

※2 グリーンピア指宿は、1985年に公的年金の積立金を利用して開業した大規模な保養施設。230億円を投じて450人が宿泊できる大浴場付きのホテルやテニスコート、ゴルフ練習場に観覧車などが整備された。しかし、バブル崩壊の影響で宿泊者が減少し、赤字が蓄積したことなどを理由に、2002年5月に営業を停止いた。(https://www.projectdesign.jp/201901/area-kagoshima/005845.php

 

この言葉をサッカー、バスケで鍛えた俺の体力への挑戦状と受け取って、迷わずこの道へ。その結果…、やつはり大儀じゃった! でも景色は良かったぞ。雨上がりの靄の中の開聞岳はまるで墨絵のよう。

やすらぎ公園の辺りから撮った写真と思われる

池田湖の向こうに開聞岳がうっすらと見えている

夕食時には“U子先輩”の音頭で、みんなで手を合わせて「いただきます!」。まるで小学校のときの給食だ。彼女もいいキャラクターをしている。

食後はYHの前の天然砂むし温泉へ。話の種に1回行く所であって、何度も行く所ではないかなというのが俺の正直な感想かな。YHで一緒になった仲間の中で一番最初に熱さに耐えられずに上がったのは俺でした。

みんな(これは主にN山大サイクリング部(同好会?)の男性陣を指しています)、痩せ我慢は良くないゼ。

 

圭屋YH:食事もよし。建物の作りも個人的に好きです。ペアレントさんはノート型パソコンを使って宿泊者数などを管理していて、パソコン談義に花が咲きました。 ここは連泊もしました。★★★☆☆

 

本日の走行距離:491km 総走行距離:297km